OKIは、生産現場での組み立て作業ミスのゼロ化を支援する「プロジェクションアッセンブリーシステム」の販売開始を発表した。
OKIは2018年8月28日、生産現場での組み立て作業ミスのゼロ化を支援する「プロジェクションアッセンブリーシステム」の販売開始を発表した。
同システムは、同社が取り組む“工場IoT”の一環として、モノづくり現場におけるIoT活用実績やノウハウを生かして開発したもので、プロジェクションマッピング技術と画像センシング技術により実現している。
提供開始時期は同年10月を予定し、今後3年間で10億円の販売目標を掲げる。
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少量多品種生産を手掛ける製造現場では、一般的にLED表示による組み立て支援システムが導入されている。しかし、こうした従来システムでは、品質確認ポイントなどの注意喚起ができず、部品ごとにLEDや光電センサーを配置し、これらの制御にPLCも必要となり、配線も多く煩雑となっていた。また、ラインの新設や変更に対応する際にも時間を要するため、設備費用が高額になるなど、多くの課題を抱えていた。
OKIは、こうした従来システムの課題に着目し、光による作業誘導の方式をLEDからプロジェクターに変更。作業員の動作のセンシングを高精度化したシステムとして、同社のモノづくり拠点の一つであるOKI富岡工場にて構築を行った。
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