システムズナカシマは2018年8月6日、手描き図面や紙図面をスキャンして作成されたラスターPDFや、CADからPDF生成ソフトウェアを利用して作成されたベクターPDFなどを簡単にCADデータに変換できる「VectorMasterPremium」の販売開始を発表した。
紙図面やPDF図面をCADデータに変換できるシステム「VectorMasterPremium」(出典:システムズナカシマ)
販売は、同社の販売店である全国のOA機器商社やシステム販売会社を通じて行い、初年度で500社、1000ライセンスの販売目標を掲げる。
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製造業向けにオートデスクが提供するミッドレンジ3D CAD「Autodesk Inventor」は、他の商用3D CAD製品と比較して後発に分類されるが、DWGや他社CADデータとの連携および活用に強みがあるという。また、業界に先駆けてサブスクリプションモデルでの提供を開始し、初期導入コストを抑えた柔軟なライセンス購入をユーザーに提供する。
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