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ブラザー工業が“考えてから作る”設計を実現するために選択した道PTC Forum Japan 2017|ブラザー工業 講演レポート(1/2 ページ)

設計品質向上、設計効率化に取り組むブラザー工業は、「作りながら考える」設計スタイルから脱却し、「考えてから作る」というやり方への転換を図るべく、PTCのパラメトリック3D CAD「Creo Parametric」を採用。同時に、工学技術計算ソフトの「PTC Mathcad」を活用することで、設計現場が抱える3つの課題を解消した。

» 2018年01月12日 09時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]

 「設計品質向上」「設計効率化」は、多くの設計現場で共通する永遠のテーマだろう。こうした目標を達成すべく、ツールやソリューションを導入したり、標準化やルール作りを行ったり、あるいは組織や管理体制を見直したり、設計者個人のレベルアップに努めたりと、各社さまざまな取り組みを推し進めている。

 1908年創業のブラザー工業もそうした企業の1つだ。同社はインクジェットプリンタやオフィス向け複合機、スキャナーを主力製品とするプリンティング・アンド・ソリューションズ事業を含む合計5つの事業を柱とし、現在40以上の国や地域に生産および販売/サービス拠点を設け、グローバル展開している。

 同社では、グローバルでの製品開発プロセスを改革すべく、数年前からPLMプラットフォームとしてPTCの「Windchill」を導入。そのPLM推進活動の一環として、従来使用していたCADを、同じくPTCのパラメトリック3D CAD「Creo Parametric」に置き換え、さらなる設計品質向上、設計効率化に挑戦している――。


お詫びと訂正:本レポート記事の基となる講演のスライド撮影および記事化に関して、TechFactory編集部では事前に主催者であるPTCジャパンから許可を頂いておりましたが、2018年1月15日、PTCジャパンからの申し出により、記事公開段階で掲載していたスライド画像を全て削除することとなりました。記事初出時から大幅に修正することとなり、読者の皆さまに深くお詫び申し上げます(TechFactory編集部)



「作りながら考える設計」で悩むブラザー工業を救った「PTC Mathcad」

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