設計品質の向上、さらなる生産効率化など、設計・製造現場では常に厳しい要求が突き付けられている。そうした中、3D CADをはじめとしたツールの導入やより効果的な使い方を追求した組織としての取り組みも行われている。本連載では3D CAD/3Dデータ活用にフォーカスし、プロジェクト管理者がどのような視点で現場改革を推進していくべきか、そのヒントを提示する。連載第9回では、3D CADの評価・選定ポイントについて取り上げる。
前回お届けした「ワークフロー図を作成し、設計だけでなく全社的な問題と課題を浮き彫りに」では、社内のワークフローを作成することで、部門ごとおよび部門間での仕事/データの流れを可視化しました。
部門内/部門間で抱える問題から課題を見いだし、モデル構想を練っていきます。前回掲載した「設計部門での受注からDR(デザインレビュー)までのワークフロー図」の赤色の部分はその一例です。以下、他部門も含め、初期段階におけるモデル構想を示します。
» 業界トップのおにぎり成形機メーカーが取り組んだ“3D CAD推進”
» エポック社が「シルバニアファミリー」の製品開発で実践する3Dモノづくり
» 何のために3D CADを導入するのか――あらためて、その目的を明確に
» “つながらない”製造現場から脱却せよ! XVLがもたらすデジタル革新とは
» 主要製品を完全網羅、商用3D CAD製品カタログ
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