リコーインダストリアルソリューションズは、ファナックの小型切削加工機ロボドリル用加工状態モニタリングシステムを開発した。
リコーインダストリアルソリューションズは2018年4月、ファナックの小型切削加工機ロボドリル用加工状態モニタリングシステムを開発したと発表した。今後、商品化に向けて、さらに開発を進めていく。
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同システムは、ファナックの協力を得て開発したもの。リコーの振動センサーと専用コントローラーを組み込み、「工具状態」と「加工状態」を見える化する。
工具が初期状態から摩耗していくと、ロボドリルに起きる振動が変化する。そのため、振動の振幅や周波数の変化をスコア化することで、「工具状態」を把握できるようにした。工具を交換するタイミングの判断材料として役立てられる。
また、「加工状態」については、段取りによる不備、加工条件の不適正、工具の破損・劣化があるとロボドリルに異常振動が発生する。それを検知することで、品質検査などに活用してもらう考えだ。
こうしたデータは、APIを用いることでNASやPCサーバに蓄積できる。データ連携すれば、分析に役立てることも可能になる。
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