ジェムアルトは、同社のソフトウェア収益化技術をカシオ計算機が導入したと発表した。
ジェムアルトは2018年4月、同社のソフトウェア収益化技術をカシオ計算機が導入したと発表した。
» IoT時代の到来でその重要性が再認識されている「PLM」とは
» 自社に適した業務用アプリケーションを“ノンプログラミング”で開発
» 日系企業特有の配賦や棚卸資産評価に対応する、グローバル製造業向け原価管理テンプレート
今回、カシオが導入したのは、ジェムアルトが提供する「Sentinel」シリーズのEMS(Entitlement Management System)とソフトウェアライセンスRMS(Rights Management System)。EMSは収益を最大化して事業の運営を合理化し、RMSはソフトウェアの使用状況管理と可視化ができる。これらにより、カシオは数学教育用の関数電卓の機能をハードウェアとしてだけではなく、ソフトウェアとしても提供できるようになる。
EMSとRMSの組み合わせにより、1年ライセンスと3年ライセンス、90日間試用版などを市場ニーズに合わせて提供できるようになった。また、Web販売と既存の販売チャネルの双方を事業拡大に活用できる。
カシオでは近年、従来のハードウェアだけでなくソフトウェアビジネスにも積極的に取り組んでいる。今回構築したビジネスモデルにより、カシオは中学・高校の数学教育現場が求めるデジタル教育環境をハード、ソフトの両面から展開できる体制が整った。
» 「カイゼン」を中心にデータ活用が進む製造業、課題はROIと人材
» DMG森精機の「CRPプロジェクト」が推進する日独統合
» 77.3%が“つながる工場”実現に向けて取り組みを開始――経営層も投資に意欲
» デジタル化は産業社会に何をもたらすのか?
» バズワードの域から抜け出すインダストリアルIoT
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。