NTTデータ グローバルソリューションズ(NTTデータGSL)は2016年11月2日、製造業、流通卸売・サービスなどの企業向けに、「SAP S/4HANA」を活用したクラウドソリューション「Global BMT StartPack for SAP S/4HANA」(以下、BMT StartPack)の販売開始を発表した。
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BMT StartPackは、製造業・専門商社向けのSAPソリューション導入テンプレートである「Global BMT」と、インメモリ技術による高速データ処理を特長とする「SAP HANA」を基盤とした次世代ERPパッケージであるSAP S/4HANAの会計機能、さらにシステム基盤としてAWS(Amazon Web Services)を組み合わせたクラウドソリューションである。
Global BMTは、国内製造業の業務プロセスを考慮し、必要な機能を厳選した、SAPソリューション導入に関する製造業・専門商社向けテンプレートである。財務会計から管理会計、販売管理、生産管理、在庫購買など、必要な仕組みの全てがテンプレート化され、アドオンプログラムとして標準搭載されている。これらソリューションを、NTTデータ グローバルソリューションズが構築した導入期間短縮のための独自メソトロジーを活用し、企業導入を支援する。
BMT StartPackには、稼働に必要な会計管理機能およびAWSに関わる運用設計・運用実装がプリセットされているため、会計業務に必要なシステムを、最短3カ月という短期間で、AWS上で運用が可能となる。また、AWS上で構築・運用するクラウドソリューションであるため、システム費用を抑える効果もある。さらに、システムの本稼働後の運用・保守も一体化したサービスとして提供する。
BMT StartPackの導入費用(税別)は、SAP S4/HANAライセンス(5ユーザー)とテンプレート費用、導入費用(テンプレートインストール、標準システムの導入、マニュアル、AWSインフラ構築費用)、導入後1年間の保守・運用サポート費用およびインフラ利用料を含め、5000万円からとなる。
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