自動車がインターネットなどに接続される「コネクテッドカー」は、2035年の新車において96%を超えるまでになる。富士経済が調査資料を発表した。
外部ネットワークと接続可能な「コネクテッドカー」は2035年の新車において96%を超えるまでになる――。富士経済がテレマティクスサービスおよびコネクテッドカーについて発表した調査資料「コネクテッドカー関連市場の現状とテレマティクス戦略 2018」にて、大幅な成長を予想した。
テレマティクスサービスはトヨタ「T-Connet」や日産「カーウイングス」など既に複数登場しているが、富士経済の調べによると、コネクテッドカーの世界市場(乗用車、新車販売ベース)は2017年で2375万台であり、これは全世界での新車販売台数のうち約3割(34.1%)にとどまっている。
ただ、周辺情報との協調が必要となる自動運転や通信網(携帯電話網)の高速化などといった技術進歩もあり、資料では、2035年には販売される乗用車の96.3%がコネクテッドカーとなり、その数は2016年の5.3倍、1億1010万台に達すると予想している。
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