さてその一方で、こうしたArmのプロセッサIPを使わず、自身によるプロセッサ開発を決めたベンダーも少なくない。
PowerPCベースのプロセッサを作っていたAPM(Applied Micro Circuits Corporation)、MIPSベースのネットワークプロセッサを作っていたCavium Networks、同じくMIPSベースのネットワークプロセッサを作っていたNetLogic(を買収したBroadcom)、そしてAMDなどがいずれも早い時期にARMv8Aのアーキテクチャライセンスを取得、独自Armコアの開発に乗り出した。
最初に製品を投入したのはAPMで、4-Issue WideのSuperScalarを搭載した「X-Gene」を2012年に発表、2013年より販売している(Photo07)。
「ARMコアの普及」(前編)――AppleとNokiaに見初められたプロセッサIP
「ARMコアの普及」(後編)――Intelの牙城に迫るプロセッサIP
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