最新の防犯カメラは「マスクと付けた人」の個人認証も可能にします。その仕組み、設計思想は「IoTの仕組み」に通じるものがあります。
突然ですが、写真を見て「あの人だ」と判断するにはどのような情報が必要でしょうか。写真には写っていないサングラスやマスクを身につけていたら、「あの人だ」と分かるでしょうか。人が見るならば、よほどの変装でもしない限り分かると思いますが、それはコンピュータでも可能でしょうか。
カメラ映像を元にした「写っている範囲に顔があるかどうか」の顔認証技術はもちろん、画面内にいる特定人物を判別する個人認証技術も今となってはそう珍しいものではありません。ですが、「顔の映像」を判断材料とする個人認証技術には越えにくい壁もあります。原理上、サングラスやマスクといった、顔の面積を多く隠すものを身につけられていると、判別が難しくなるのです。
» ミラクル・リナックスら4社、IoT機器のセキュリティをクラウド提供
» エッジコンピューティング対応新型IoTゲートウェイ、双方向シリアル通信も強化
» CPS/IoT国内市場、2030年には20兆円市場へ成長
» IoTやM2Mで注目される通信技術「LPWA」とは何か
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。