矢野経済研究所
サブスクリプションへの移行は「時期尚早」、国内CAD/CAM/CAEシステム市場
矢野経済研究所は「国内CAD/CAM/CAEシステム市場」に関する調査結果を発表した。2016年度、2017年度の推移と予測。そして、外資系ベンダーを中心に切り替えが進んだサブスクリプションモデルなどについて言及している。
矢野経済研究所は2018年2月26日、「国内CAD/CAM/CAEシステム市場」に関する調査結果の概要を発表した。
◎併せて読みたいお薦めホワイトペーパー:
» 主要7製品を完全網羅! 製品選定・比較に役立つ「商用3D CADカタログ 完全版」
» 【導入事例】食品加工機械メーカー不二精機による“3D CAD推進”
» デキるエンジニアのCAD設計
» PTCが語る3D CADの歴史と「Creo」の注目機能
» 3D設計業務の未来を見据えた戦略とビジョン
2016年度の国内CAD/CAM/CAEシステム市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、緩やかな景気回復や「ものづくり等補助金」などの影響もあり、中小製造業を中心に設備投資が回復、前年度比6.3%増の3513億円となった。
2017年度については、引き続き雇用や所得環境が改善し、設備投資や生産増などを背景に前年度比3~4%増となる見通しで、2017年度の国内CAD/CAM/CAEシステム市場規模は、3637億円(前年度比3.5%増)になると予測する。
クラウド活用、国内製造業は保守的
同調査では、外資系ベンダーを中心に切り替えが進んだサブスクリプションモデルによる販売形式について、「成功しているとはいえない」「時期尚早」と評価。国内製造業を中心にクラウド活用がまだ本格化していない点、サブスクリプションモデルがCAD/CAM/CAEの販売パートナーにとってメリットが乏しい点などをその理由に掲げる。
さらに、国内CAD/CAM/CAEシステム市場に対するAIが与えるインパクトについてはまだ大きくないとしながらも、今後は画像処理と相性の良いディープラーニング技術がCAEや図面データの検索などに活用される可能性がある点を示した。
加えて、プラットフォーム化の進展も注目されるが、国内製造業を中心に現状まだクラウドに対する考え方が保守的であるため、それほど大きな進展はないとしている。ただ、CAD/CAM/CAEシステムメーカー各社は製造業向けのプラットフォームサービスなどの提供を開始しており、いずれ移行が進んでいくだろうと予測する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
市場動向(メカ設計)
「3D CAD」「CAE」「3Dプリンタ」「3Dスキャナー」といった各種3Dツールの市場動向、最先端の技術研究、実証実験の取り組みなどについてご紹介。メカ設計業界の“今”をお届けします。
この記事の著者
新着ホワイトペーパー PR
-
製品資料
[株式会社 Green AI] 自動車業界には好機 脱炭素×コスト削減×現場改善を実現するエネルギー戦略 -
製品資料
[株式会社 Green AI] 脱炭素投資をすぐ回収したい 自動車業界にも有効なCO2削減アプローチ -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 「ペロブスカイト太陽電池」の普及戦略が公表 政府が目指すコスト・導入量のロードマップを解説 -
市場調査・トレンド
[スマートジャパン編集部] 導入が加速する再エネ・系統向け蓄電システム コスト・収益性の現状分析 -
技術文書・技術解説
[スマートジャパン編集部] いまさら聞けない「ペロブスカイト太陽電池」の基礎知識と政策動向
関連記事
こんなメディアも見られています
TechFactoryに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
特集
- マテリアルズ・インフォマティクスの動向調査
- 研究・開発職のデジタル活用調査
- 設計・解析業務におけるAI活用
- 3Dプリンタ利用動向調査
- CAD利用動向調査
- つながる工場の現状と課題
- 製造業におけるAI開発および活用の実態
- 設計・製造現場における品質管理
ホワイトペーパーランキング PR
-
1
EE Times Japan×EDN Japan 統合電子版:製造現場にフィジカルAIをどう実装するか――電子版2026年9月号
-
2
半導体装置メーカー 業績まとめ【2027年3月期第1四半期】
-
3
Waymoの自動運転技術に迫る
-
4
ものづくり白書2026を読み解く
-
5
次世代の機器設計に向けたCADソフトウェア選定 適切な製品を見極める秘訣とは
-
6
IMUを活用してロボットの位置推定を強化、より高精度なナビゲーションが可能に
-
7
いまさら聞けない「ペロブスカイト太陽電池」の基礎知識と政策動向
-
8
食品工場での異物混入ゼロを目指す「しつけ」戦略とは?
-
9
OTセキュリティ実態調査2026
-
10
脱炭素投資をすぐ回収したい 自動車業界にも有効なCO2削減アプローチ
TechFactory SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
TechFactoryをフォロー