2018年1月、情報処理推進機構(IPA)は「情報セキュリティ10大脅威 」の2018年版を公開しました。個人、組織それぞれで注目すべき10個の脅威を紹介し、あらためてその内容を確認するために公開されている、大変有用な資料です。
2018年の組織における10大脅威については、これまで上位を独占してきた「標的型攻撃」や「ランサムウェア」に加え、「ビジネスメール詐欺」「セキュリティ人材の不足」などが新たにランクインしました。今回は、TechFactory読者の皆さんが注目すべき、幾つかの脅威をピックアップしたいと思います。
無視できない「IoT機器の脆弱性の顕在化」
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