NECはGEデジタルとの提携によるITおよびOT領域のサイバーセキュリティ強化支援を発表。産業制御システム向けの「OTセキュリティ・アセスメントサービス」と、GEの不正アクセス対策製品「OTセキュリティ・アプライアンス OpShield」の提供を開始する。
IoT(Internet of Things)の普及を背景に、産業制御システムをネットワークに接続し、生産性向上やメンテナンスの効率化、新たな価値創造に役立てようとする動きが活発化しつつある。しかし、その一方で近年ランサムウェアや脆弱(ぜいじゃく)性を悪用した不正アクセスなどのサイバー攻撃被害が多発しており、今後さらに増加するとみられている。
特に社会インフラや工場などにおける産業制御システムは、従来インターネットや業務系システムと分離した環境で運用されており、脆弱性への対処やシステムのアップデートなどが適切に管理、実行されていないケースが多く、サイバー攻撃の被害に遭うリスクが高い。万一、社会インフラや工場などの産業制御システムがサイバー攻撃の被害に遭うと、業務停止に伴うビジネス損失だけではなく、社会生活などにも大きな影響を及ぼしかねないことから、ITセキュリティに加えて産業制御システム向けセキュリティの重要性も高まっているという。
こうした動向を踏まえ、NECはGEデジタルとの提携によるITおよびOT(Operation Technology)領域のサイバーセキュリティ強化支援を発表。産業制御システム向けの「OTセキュリティ・アセスメントサービス」と、GEの不正アクセス対策製品「OTセキュリティ・アプライアンス OpShield」の提供を開始する。
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