東芝デジタルソリューションズは、温度管理輸送を必要とする食料品や医薬品などの物流企業向けに「輸送品質見える化・分析クラウドサービス」を発売した。
東芝デジタルソリューションズは2017年11月、温度管理輸送を必要とする食料品や医薬品などの物流企業向けに「輸送品質見える化・分析クラウドサービス」を発売した。
» リコーグループの技術力を集結して実現した「振動データの見える化システム」
» ベテラン技術者の耳で判断していた異音を検知! 異音の見える化ソリューション
» 簡単設置、信号灯の点灯状態を監視することで製造設備の稼働状態を見える化
同サービスは、東芝のIoT(モノのインターネット)アーキテクチャ「SPINEX(スパインエックス)」に基づいて開発した。冷凍や冷蔵の食品、生鮮食料品、酒類、医薬品、フィルムなど日常的に輸送環境状態を把握する必要がある荷物について、荷物や車両に取り付けたセンサーから輸送環境の温度、湿度、衝撃データをクラウド上に収集する。これらのデータと上限と下限の管理ルールと輸送業務情報との関係を可視化・分析することで、輸送品質の維持や改善活動を支援する。
温度データと運転日報情報を掛け合わせて可視化する「運転日報リンケージレポート」機能では、拠点配送において輸送温度を逸脱する配送先を特定できる。また、ドライバーの運転日報やセンサー機器からのデータをクラウド上に収集できるため、全社的な品質活動の展開が容易になる。
他に、温度の管理ルール逸脱や配送作業時間の予定実績を比較する拠点別月次分析機能も装備。作業内容やルート、予定の見直しに活用できる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。