TechFactory通信 編集後記
ソニーの犬型ロボットが12年ぶりに復活! あの人型ロボットとの共通点
大文字から小文字に――。
業績好調のソニーが、犬型ロボット「アイボ」の復活を発表しました。
1999年に第1号製品の「AIBO(型番:ERS-110)」が発売され、その後何度かモデルチェンジを繰り返しながら2006年に惜しまれつつも生産中止となった大文字のAIBOが、小文字の「aibo(型番:ERS-1000)」となり、約12年ぶりに帰ってきます。
思い返すと、ソニーによる修理サポートが2014年3月末で打ち切られた後も、元ソニー社員による非公式の修理対応や、AIBOの合同葬儀などが話題となり、本当に愛されていた製品(ロボット)だったことが分かります。人型ではなく、犬型のペットロボットだったからかもしれませんが、今思うとすごい現象だったと思います。
ソニーの犬型ロボットが12年ぶりに復活! あの人型ロボットとの共通点
ロボット事業から徹底したソニーでしたが、2016年6月末の経営方針説明会で「AIを活用してロボット事業に再参入する」と明かし、注目を集めました。
今年(2017年)10月にはソニーモバイルコミュニケーションズが「Xperia スマートプロダクト」の第3弾製品として、家庭用コミュニケーションロボット「Xperia Hello!」を発表(こちらはAIではなく独自技術で構成されているとか)。話題のスマートスピーカー風のいでたちに「おや?(コレジャナイ)」と感じていたところに、満を持してアイボ復活(aibo発表)となったわけです。
今回発表されたaiboは、旧型AIBOのロボット×犬的なデザインではなく、本物の犬らしい姿になっています。クラウドと連携する独自AIを搭載し、オーナー(飼い主)の言葉や表情、なでられた経験などを学習し、呼び掛けを待つだけでなく、自らオーナーが喜んでくれそうな振る舞いを自律的に行うそうです。また、魚眼カメラによる地図作成(SLAM)技術なども搭載しており、部屋の間取りも把握できるとか。全身に22軸のアクチュエーターを搭載し、より犬らしい動きも再現され、旧型のAIBO以上に人の暮らしに寄り添うコミュニケーションロボットになってくれるのではないでしょうか?
ちなみにaiboの本体価格は、19万8000円(税別)とソフトバンクの「Pepper」の本体価格と同じです。そして、月1万4800円×36回払いの「Pepper 基本プラン」(37カ月目以降は月9800円)のように、aiboもクラウド連携による成長機能や専用アプリ連携などのサービスが別料金として提供され、こちらは一括9万円/36回分割で月2980円だそうです(37カ月目からは申し出がない限り自動で1年更新だとか)。
現状、Pepperやaiboに代表されるコミュニケーションロボットは、クラウド連携を前提としたサービス提供型のビジネスモデルであるため、月額料金を支払う形になるのは仕方がないことなのでしょうが、個人的にはもう少し違った形で気軽に利用できるといいなぁと感じております。
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