NTTデータエンジニアリングシステムズ(NDES)とエリジオンは、製造業向けの3D CADデータ品質管理サービスに関するアライアンス契約を締結。NDESのクラウドサービスにエリジオンの3D CADデータ変換/活用支援ツールのエンジンを搭載し、データ品質管理サービス「CADデータチェッカー」として提供する。
設計製造の現場では3D CADの導入が進み、3D CADで設計された3Dデータがモノづくりの各プロセスにおいて役立てられている。また、現在のモノづくりを取り巻く環境は、製品の多様化や高機能化が進み、海外やパートナー企業を含む複数拠点間での協調設計などが行われ、異なる3D CADで作られた3Dデータが関係者間でやりとりされることも珍しくない。
現状、こうした3D CADデータのやりとりでは、STEPやIGESなどの中間フォーマットに変換して授受されることが一般的となっているが、中間フォーマットに変換することで3D CADデータの品質が劣化してしまい、面データの欠損や形状のゆがみといった問題が発生するケースがある。そのため、多くの設計製造現場では、この問題箇所の修正に多くの時間と手間を費やしており課題となっている。
こうした状況を受け、NTTデータエンジニアリングシステムズ(以下、NDES)とエリジオンは、製造業向けの3D CADデータ品質管理サービスに関するアライアンス契約を締結。NDESが提供するモノづくり業界向けクラウドサービス「Manufacturing-Space」に、エリジオンの3D CADデータ変換/活用支援ツール「CADdoctor」および「ASFALIS」の3D CADデータ処理エンジンを搭載し、データ品質管理サービス「CADデータチェッカー」として2017年9月19日から提供を開始した。
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