富士通は、設計情報を蓄積および活用する機能や、製図機能を強化した機械装置設計向け3次元CADソフトウェア「FUJITSU Manufacturing Industry Solution iCAD SX」の最新バージョン「iCAD SX V7L6」を発表した。
機械装置業界では、市場競争力を強化すべく、複雑化する製品の開発力を向上し、市場投入のタイミングを迅速化していくことが求められている。そのため、これまで以上の設計工数の削減や品質向上が、機械装置メーカーにとって急務となっている。
設計の現場では、3次元設計による業務効率化が普及しつつあるが、製造の現場では依然として2次元の製作図が複数必要とされるため、設計全体における工数削減が思うように進まないというジレンマがある。
富士通は、こうした課題を解決するための3次元設計環境として、設計情報を蓄積および活用する機能や、製図機能を強化した機械装置設計向け3次元CADソフトウェア「FUJITSU Manufacturing Industry Solution iCAD SX」(以下、iCAD SX)の最新バージョン「iCAD SX V7L6」を発表した。提供時期は2017年7月28日を予定し、販売価格(税別)は138万円からとなる。同社は、2017年度中に1万5000ライセンスの販売を見込む。
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