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急増する組み込みデバイスの開発を「Qt」で効率化、IoT時代に欠かせない存在にThe Qt Company 事業戦略

The Qt Companyは、C++ベースのクロスプラットフォームUI開発フレームワーク「Qt(キュート)」の事業戦略発表会を開催。同社 日本オフィス 代表取締役のダン・クー氏が登壇し、「UI開発フレームワーク、日本ナンバーワン企業」の実現に向けた日本市場での展開について説明した。

» 2017年09月12日 09時00分 公開
[八木沢篤TechFactory]

 The Qt Companyは2017年8月31日、C++ベースのクロスプラットフォームUI開発フレームワーク「Qt(キュート)」の事業戦略発表会を開催。Qtのビジネス機会と日本市場における事業展開について発表した。

 まず簡単にQtの歴史を振り返っておこう。Qtは1991年にノルウェーで誕生し、1995年にTrolltechによりQtの最初のバージョンがリリースされた。途中、KDEのライセンス問題などもありながらQtの機能拡張、性能改善を進めてきたTrolltechだが、2008年にNokiaに買収されることとなる。その後、2011年にDigiaによるQt商用ライセンス事業の買収や、Qt Projectの発足などがあり、2014年にDigiaのQt部門が独立子会社としてThe Qt Companyを立ち上げた。そして2016年5月、The Qt CompanyはDigiaからの独立を果たし、同年7月に日本オフィス(東京)を開設している。

 事業戦略発表会に登壇したThe Qt Company 日本オフィスの代表取締役であるダン・クー氏は、はじめにQtの特長と収益モデルについて説明し、Qtの市場優位性をアピールした。


クロスプラットフォーム&クロスデバイス展開が強みの「Qt」

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