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“技術の尻尾”を計測で捕まえるには日本NI LabVIEW NXG

NIの「LabVIEW」は計測制御分野の開発環境として広く使われているが、進歩する技術に追従するため、ついに次世代製品「LabVIEW NXG」が投入された。「プログラムレス」をうたうLabVIEW NXGについて、日本NIが説明会を開催した。

» 2017年07月26日 08時00分 公開
[渡邊宏TechFactory]
photo Google X R&D Labの責任者であるアストロ・テラー(Eric“Astro”Teller)氏の講演より引用された人間の適応能力と技術の相関関係を示したグラフ(出典:日本NI)

 完全自動運転や5Gネットワークの例を見ても分かるよう、言うまでもなく技術の進歩、イノベーションの速度は加速しており、一部においては人間の適応能力を追い越しつつあるという意見もある。「速く走る」ことを目的に自動車技術の粋を集めたF1カーから、シフトペダルがほぼ姿を消したことに通じる出来事がさまざまな場面で起こっている。

 これを図式化すれば、技術の成長曲線は右に向かうほど急激に上昇し、対する人間の適応能力はその急激なアールについて行けず、技術の成長曲線が尻尾のように飛び出した状態になるだろう。

 このいわば“技術の尻尾”を計測/制御分野におけるグラフィカル開発環境「LabVIEW」を中心としたシステムでキャッチアップするのがNational Instruments(NI)だ。NIの日本法人である日本ナショナルインスツルメンツは2017年7月10日、「LabVIEW」の次世代製品「LabVIEW NXG」など新製品に関する説明会を開催した。

プログラムなしで計測「LabVIEW NXG」

「LabVIEW NXG」 「LabVIEW NXG」の作業画面

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