安川電機は、マシンコントローラー「MP3000」「MP2000」シリーズの新たなオプションモジュールとして「CC-Link IE Field」に対応したスレーブモジュールを発売した。
安川電機は2017年6月、マシンコントローラー「MP3000」「MP2000」シリーズの新たなオプションモジュールとして「CC-Link IE Field」に対応したスレーブモジュールを発売した。
新製品はCC-Link IE Field仕様のインテリジェントデバイス局に準拠し、同仕様のマスター局と接続し、制御や情報の読み出しが可能とする点が特徴である。安川電機が中心としてきた産業用フィールドネットワークとしてはMECHATROLINKがあるが、同規格は機器内で使用されるモーション領域での強みを持つため、CC-Link IE Fieldモジュールを発売することで、コントローラー領域との連携のバリエーションを拡大し、顧客企業の装置性能向上に貢献するとしている。
具体的には、1Gbpsの高速、大容量通信が可能である他、1ms以下の通信周期を可能としている。また、簡単通信プログラムを用意し、サイクリック通信はMPコントローラーで簡単な入出力割り付けが行えるようにしている。さらに、アプリケーションでメッセージ関数を使用することで、メッセージ通信も行える。その他、ハブやケーブルなどは市販のイーサネット標準機器が使用でき、低コスト化な運用が可能だ。
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