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ITとOTの融合が進む中、「オープン化」と「囲い込み」のかじ取りは日立産業制御ソリューションズ

日立産業制御ソリューションズが事業方針説明会を開催した。火力発電事業など制御畑を歩んできた木村社長だが、「ITとOTの融合を進めるのがミッション」と方針を語る。

» 2017年06月20日 09時00分 公開
[渡邊宏TechFactory]
photo 日立産業制御ソリューションズ 取締役社長の木村 亨氏

 日立製作所グループにて、産業機器関連事業の中核を担うのが日立産業制御ソリューションズである。同社は日立製作所の産業分野向け情報制御システム事業部門、セキュリティシステム開発設計事業部門、プリント基板製造事業部門、及び、グループ企業5社が統合され2014年に発足した企業であり、取締役社長の木村 亨氏は火力発電事業などで制御畑を歩んできたOT(Operation Technology)のスペシャリストだ。

 日立産業制御ソリューションズ自体も自動車や医薬品の製造管理、プラントエンジニアリング、交通インフラなどの事業に強みを持つOT色の強い企業であるが、木村氏は2017年6月16日に開催した事業方針説明会にて、OTの強さを伸ばすよりも「ITとOTの融合を進めるのがミッションだと考えている」と方針を語った。


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