富士通セミコンダクターは、125℃の高温環境下でも動作する128KビットFRAM「MB85RS128TY」と256KビットFRAM「MB85RS256TY」を開発した。従来のFRAM製品に比べ、温度上限を40℃拡大している。
富士通セミコンダクターは2017年5月、125℃の高温環境下で10兆回の書き込みを可能にしたFRAM(強誘電体メモリ)製品を開発し、サンプル提供を開始した。128Kビットの「MB85RS128TY」と256Kビットの「MB85RS256TY」の2種で、同年7月より量産を開始する。
車載機器や産業用ロボットなどモーター機構を搭載するアプリケーションでは、高温環境下でも動作する電子部品が必要とされる。MB85RS128TYとMB85RS256TYは、従来のFRAM製品から温度上限を40℃拡大し、−40〜125℃の温度範囲に対応した。
電源電圧は1.8〜3.6Vで、電源電流は2.3mA。インタフェースには、最大33MHzで動作可能なSPIを採用した。8ピンのSOPパッケージで提供され、車載グレードであるAEC-Q100のグレード1に準拠している。
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