メディア

ソフトウェアテストの試練(前編)―IoTとAI、ビッグデータの試練を乗り越える開発IoTとAI、ビッグデータ時代のソフトウェアテスト(6)(3/4 ページ)

» 2017年03月22日 09時00分 公開
[五味弘TechFactory]

 アジャイル開発ではテストもアジャイルになり、繰り返しテストをすることになる。このため、1回1回のテストを効率良く、もっと言えば、自動化する必要がある。アジャイルでは毎回の反復開発でテストは必須であり、特に回帰テストは自動化する必要がある。テストの自動化なくしてアジャイルはなしである。

 アジャイルにおいて仕様は刻々と変化しているので、テストも変化しなければならない。回帰テストで行う不変なテストと、仕様変更に伴い変化していくテストを分離する。これがアジャイルにおけるテストのオキテである。もちろん、これはテストだけでなく、設計についても同じことがいえる。

 しかしこの要請はIoTやAI、ビッグデータの時代になると対応が非常に困難になる。どうしても変動点と不動点は砂上の楼閣になってしまう。従来のアジャイルでは対応できないのだ。

IoT時代のソフトウェア開発に求められるもの

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.