SEMIが半導体製造装置(新品)の2016年世界総販売額を発表した。販売額は対前年比13%増の412億4000万ドルとなり、中国が世界第3の半導体製造装置市場へと成長した。
SEMIは2017年3月13日(米国時間)、WWSEMSによる半導体製造装置(新品)の2016年世界総販売額を発表した。販売額は対前年比13%増の412億4000万ドルとなり、2016年の受注額も対前年比24%とこちらも前年を上回った。
エレクトロニクス製造サプライチェーンの工業会であるSEMIには2000以上の企業が所属しており、市場調査レポートの1つとして、半導体製造装置の受注額・出荷額を世界7地域と22の装置カテゴリーに分類した「WWSEMS(Worldwide Semiconductor Equipment Market Statistics:世界半導体製造装置市場統計)」を発行している。
2016年販売額の412億4000万ドルは、ウェーハプロセス用処理装置、組み立ておよびパッケージング装置、テスト装置、その他前工程装置(マスク/レチクル製造装置、ウェーハ製造装置、半導体製造装置用関連装置)の合計。その他前工程装置が5%の減少であったが、それ以外の装置は全て前年比増となっている。
地域別販売額を見ると台湾の1位(122億3000万ドル)と韓国の2位(76億9000万ドル)は前年と変わらないが、北米と日本では前年割れとなり、中国(64億6000万ドル)が世界第3の半導体製造装置市場へと成長した。なお、日本は46億3000万ドルで第5位、北米は44億9000万ドルで6位となっている。
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