パナソニックは、住宅用、公共・産業用の太陽光発電システム向けに展開している同社の太陽電池モジュール「HIT」を車載向けに応用した「HIT 車載タイプ」が、トヨタ自動車の「新型プリウスPHV」に採用されたことを発表した。
パナソニックは2017年2月28日、住宅用、公共・産業用の太陽光発電システム向けに展開している同社の太陽電池モジュール「HIT」を車載向けに応用した「HIT 車載タイプ」が、トヨタ自動車の「新型プリウスPHV」に採用されたことを発表した。
HITの最大の特長は独自開発の「ヘテロ接合型構造」にある。シリコンでできた基板の表面をアモルファスシリコン膜が覆う構造で、太陽電池内部で発生した電気の粒を消失することなく取り出せるため、高出力を実現。さらに、一般的な太陽電池よりも高温環境に強い(出力低下が少ない)という特性を併せ持つことから、車載タイプの太陽電池モジュールに最適であるとし、このたび車載タイプの太陽電池モジュールとして応用、開発するに至った。
HIT 車載タイプを用いたソーラー充電システムは、メーカーオプションとして新型プリウスPHV(Sグレード)のルーフ部に搭載される。
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