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精度や生産性が向上した小型クラスの電気式射出成形機日精樹脂工業 NEXシリーズ

日精樹脂工業は、電気式射出成形機「NEX」シリーズの小型クラスを開発し、受注を開始した。

» 2017年02月01日 15時00分 公開

 日精樹脂工業は2016年12月、電気式射出成形機「NEX」シリーズの小型クラスを開発し、受注を開始したと発表した。型締力490kN(50トン)の「NEX50IV」、同784kN(80トン)の「NEX80IV」、同1080kN(110トン)の「NEX11IV」の3機種で、従来の中型クラス4機種と併せて、同シリーズは計7機種のラインアップとなった。本体価格は920万〜1140万円(税別)で、3機種で年間500台の販売を見込む。


 同シリーズでは、トグル機構を新たに設計し、型開閉サイクル時間を従来機より5〜20%短縮した。また、フラットクランプ型締機構の改良により、面圧の均一性が向上。型締盤スライド部には、リニアガイドを標準装備し、型締直進精度も向上した。これらの機能により、バリなどの成形不良防止や金型・型締機構の長寿命化などを実現したという。

 さらに、耐摩耗性に優れたトグル機構とリニアガイドを採用し、クリーン度が向上した。容器や医療業界などが求めるクリーンルームのニーズにも対応する。また、デーライトを最大100mm延長したワイドデーライトを装備。型厚範囲を引き上げ、大型化している金型やホットランナ金型、長尺成形品の金型などにも対応する。2017年2月には、同じ小型クラスの型締力294kN/1373kNの2機種を販売開始する予定だ。

電気式射出成形機「NEX8IV-12EG」 電気式射出成形機「NEX8IV-12EG」

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