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非接触で高精度に脈拍測定できる車載用センサーオムロン オートモーティブエレクトロニクス 車載向け非接触脈拍センサー

オムロン オートモーティブエレクトロニクスは車載環境下においても高精度に脈拍測定できる非接触脈拍センサーのプロトタイプを開発した。同センサーは、2016年10月の「CEATEC JAPAN 2016」に展示された。

» 2017年01月19日 12時00分 公開

 オムロン オートモーティブエレクトロニクスは2016年9月、車載環境下においても高精度に脈拍測定できる非接触脈拍センサーのプロトタイプを開発したと発表した。開発した生体センシング技術は、人体に電波を当てて、同社独自のアルゴリズムで処理することで脈拍値として出力する。


 ドライバーの体表面に電波を送信し、当たって戻ってきた電波を受信することで、血管が脈を打つときに体表面上で発生する約100μm以下の変位を検出する。この信号を独自のアルゴリズムにより脈拍信号として抽出することで、脈拍値として出力するという。非接触で測定できるため、体にセンサーを装着する必要がなく、リアルタイムに健康状態を把握できる。

 同社はニュースリリース上で、「これまで開発した、AI技術を用いて運転手の状態をリアルタイムに判定するセンサーや、手首だけで1拍ごとの血圧値を連続で測定するウェアラブルセンサーなどと併用することで、ドライバーの外観状態と体の内部特性の両面からドライバーの健康状態をモニターし、より高精度な以上を検出することが可能」としている。

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