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設計の自動最適化から3Dプリンティングまでを統合したソリューションを発表シーメンスPLMソフトウェア

シーメンスPLMソフトウェアは、設計の自動最適化から高度な3Dプリンティングまで、アディティブマニュファクチャリングのプロセス全体を統合するソリューションを発表した。

» 2016年12月08日 15時00分 公開

 シーメンスPLMソフトウェアは2016年10月、設計の自動最適化から高度な3Dプリンティングまで、アディティブマニュファクチャリング(積層造形)のプロセス全体を統合するソリューションを発表した。提供開始は2017年1月を予定している。


 同ソリューションには、同社の統合CAD/CAM/CAEソリューション「NX」の他、シミュレーションソフトウェアおよびテストソリューションから構成される「Simcenter」ポートフォリオ、デジタルライフサイクル管理システム「Teamcenter」ソフトウェア、製造オペレーション管理(MOM)ポートフォリオに含まれる「SIMATIC IT Unified Architecture Discrete Manufacturing」「SIMATIC WinCC」を実装する。

 また、さまざまな形式のデータを同時に表示・編集可能な「コンバージェントモデリング」と部品の設計最適化技術「トポロジー最適化」を組み込むことで、ジェネラティブデザインの自動化を可能にした。これにより、パフォーマンスと3Dプリンティングの要件を最適化した有機形状の部品製造を実現できるという。さらに、最適化したこれらの部品を3Dプリントすることで、アセンブリ内の部品点数を低減し、軽量化と同時に強度を向上できる。

 他に、メタル/プラスチックの両部品に対応する、3Dプリント準備プリンティングソリューションも導入する。設計からシミュレーションまでの全プロセスにおいて、同一のスマート製品モデルを使用でき、設計変更の自動化とプロセス全体の効率化が可能になる。プリント後の部品は、NXの統合システムを利用し、支持構造物サポートの除去、精密表面切削加工などのNC操作を実行できる。

 現在、部品の製造には、型押し/成型/鋳造/マシニングのいずれかの手法が用いられている。同社では、同ソリューションによって部品の設計・製造に新しい手法を提供することで、さまざまな分野の製品開発に変革をもたらすとしている。


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