ルネサス エレクトロニクスが、車載用サラウンドビューやミラーレスシステムなど、カメラを利用したADASアプリケーションの開発キットを発表した。R-Car H3をベースに4K映像にも対応、サンプルコードも付属する。
ルネサス エレクトロニクスは車載用サラウンドビューやミラーレスシステムなど、カメラを利用したADAS(先進運転支援システム)アプリケーションの開発キット「ADASビュー ソリューションキット」を発表した。提供時期と価格は未定。
同社が2016年11月より販売を開始したR-Car H3搭載の「R-Car スタータキット Premium」をベースとした、ADASアプリケーションの開発キット。OmniVisioの車載向けメガピクセル(1.3M)カメラを標準で4つ搭載しており(最大8つまで追加可能)、これらはMaxim IntegratedのGSMLで構成される。
R-Car H3にはGPUとしてPowerVR GX6500、CPUにARM Cortex-A57/53を搭載しており4K映像にも対応する高い処理能力を持つ他、同社独自の並列プログラマブルコアであるIMP-X5も搭載することで障害物検知など高度な計算処理も実現するとしている。また、R-Car H3にはCPU/GPUを使わず静止画でのサラウンドビューを実現するイメージレンダリング技術を実装しており用途に応じての柔軟な開発が可能だ。
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