NECエンジニアリングがインダストリアルIoTにおける故障予知保全などを容易に実現するデータ収集システムを販売する。センサーとレシーバーの間には独自の暗号技術を導入し、工作機械や産業機器からのデータ漏えいや改ざんにも配慮した。
NECエンジニアリングは2016年10月24日、インダストリアルIoTにおける故障予知保全などを容易に実現する「加速度・温度センサ データ収集システム」を同年12月中旬以降に出荷開始すると発表した。センサーボックス2個とレシーバー1個を組み合わせた「POCキット(PK2000)」の価格は14万8000円(税別。このPOCキットには現調費、SI費などは含まれない)。
このシステムは3軸加速度ならび温度センサーを搭載したセンサーボックスと、センサーボックスからのデータを920MHz帯の無線で受信するレシーバー、ならびにレシーバーが接続されるゲートウェイのアプリケーションにて構成されており、センサーボックスを生産設備や工作機械に取り付けることで、それらの情報をクラウドを通じて容易に可視化できる。
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