オン・セミコンダクターは、次世代の車載BLDCシステム向けに車載用パワーモジュール「STK984-190-E」を発表した。
オン・セミコンダクターは2016年7月、次世代の車載BLDCシステム向けに、車載用パワーモジュール「STK984-190-E」を発表した。3相ブラシレスDCモーターの駆動用に最適化され、電気ポンプ、ファン、ワイパーなど、定格電力最大300Wの12V車用電気モーター・ドライブ・アプリケーションの用途に適している。
STK984-190-Eは、3相ブリッジとして配列された6個の40V/30A MOSFETに加え、40V/30Aハイサイド・リバース・バッテリー保護MOSFETを集積している。MOSFETはDBC(ダイレクトボンドカッパー)基板に搭載し、ボードスペースを同等のディスクリート・ソリューションの半分に低減した。
さらに、DBC基板が熱抵抗を抑えるため、MOSFETの動作温度を低下させることができる。これにより、パワー損失が減り、熱サイクルにおける温度変化が減少するという。
動作温度範囲は−40℃〜150℃で、MOSFETは全てAEC-Q101に準拠する。鉛フリーDIP-S3で提供され、サイズは29.6×18.2×4.3mm。価格は、16ユニット単位で7米ドルとなる。
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