インターネットイニシアティブは、各種デバイスのセンサー情報の収集から蓄積・可視化、制御・管理の自動化まで、IoTシステムに必要な機能を一体化し、クラウド上の共通プラットフォームとして提供する「IIJ IoTサービス」を発表した。
インターネットイニシアティブは2016年7月、各種デバイスのセンサー情報の収集から蓄積・可視化、制御・管理の自動化まで、IoT(モノのインターネット)システムに必要な機能を一体化し、クラウド上の共通プラットフォームとして提供する「IIJ IoTサービス」を発表した。同年11月より提供を開始する。
同サービスでは、モバイル接続や認証、クラウド、既存システムとの連携など、IoTに必要な機能を網羅し、統合的な管理機能を提供する。必要な機能をメニューから選択するだけで、IoTシステムを簡単に構築・利用できる。特に、デバイス/ネットワーク/クラウド間の接続や設定が自動化されるため、接続デバイスの増加に伴う作業負荷を軽減するという。
また、低価格で大規模利用にも対応できる閉域モバイルネットワークの提供に加え、企業WAN接続やクラウド環境への閉域接続にも対応。高セキュリティなネットワークサービスを提供する。
さらに、各センサーからの収集データに対して、あらかじめ設定したルールに応じて機器の制御を自動実行する機能も提供される。同機能を利用すれば、空調の自動調節や機器が停止した際の警報発信など、人の手を介さない自動制御が可能になる。
同サービスでは、「コネクティビティ」「プラットフォーム」「機器」の3つのメニューを用意している。2016年11月のサービス開始時点では、コネクティビティとして「モバイル接続」、プラットフォームとして「データハブ」「データストレージ」「データビジュアライザー」、機器として「デバイスゲートウェイ」を提供する。
その後、2017年以降に、コネクティビティとして「プライベートモバイル接続」「エンタープライズ接続」「クラウドエクスチェンジ」、プラットフォームとして「デバイスマネジメント」「デバイスコントロール」、機器として「デバイスエージェント」を順次提供する予定だ。
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