セイコーエプソンは、低消費電力の16ビットフラッシュメモリ内蔵マイコン「S1C17W」シリーズの新製品「S1C17W34」「S1C17W35」「S1C17W36」を開発した。
セイコーエプソンは2016年4月、低消費電力の16ビットフラッシュメモリ内蔵マイコン「S1C17W」シリーズの新製品「S1C17W34」「S1C17W35」「S1C17W36」を開発したと発表した。多機能デジタル時計向けで、同年10月に量産出荷を開始する。
新製品では、同シリーズ最大となる384Kバイト(KB)のフラッシュメモリ「S1C17W36」と、液晶パネルを直接駆動できる最大2048ドット表示のLCDドライバを1チップに搭載している。また、3つの時刻エリアに対応するリアルタイムクロックを内蔵し、時差のある3つの国や地域の時刻を瞬時に表示できるという。
動作保証電圧範囲は1.2〜3.6Vで、消費電流はHALTモードで0.6μA、スリープモードで0.15μA(標準値)。4、2、1MHz/700、500、384、250KHzに切り替え可能な発振回路を内蔵し、外部の電源監視ICを必要としない電源電圧検出回路を搭載している。
同製品らは、QFP21-176ピンパッケージかベアチップで提供される。S1C17W36のQFP21-176ピンパッケージのサンプル価格は1200円(税別)。フラッシュメモリの容量は、S1C17W34が128KB、S1C17W35が256KB、S1C17W36が384KB。3機種は互換性があるため、特別な設定なしに入れ替えができるとした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
豊富なホワイトペーパーの中から、製品・サービス導入の検討に役立つ技術情報や導入事例などを簡単に入手できます。