ARMは、5Gモデムやマスストレージデバイスに必要な低レイテンシ、高性能・高電力効率を提供する新プロセッサ「Cortex-R8」を発表した。
ARM(アーム)は2016年2月19日、5Gモデムやマスストレージデバイスに必要な低レイテンシ(遅延時間)、高性能・高電力効率を提供する新プロセッサ「Cortex-R8」を発表した。同日よりライセンス供与を開始し、2016年内にシリコン出荷を行う予定だという。
Cortex-R8はクアッドコア(4コア)構成で、リアルタイム機能と低レイテンシメモリを兼ね備えており、従来の2倍の性能を持つARM搭載モデムやマスストレージデバイス用SoCの設計に最適なプロセッサである。既に、ARMのシリコンパートナーは設計作業を開始しており、2016年中にマスストレージ市場をターゲットとしたCortex-R8搭載SoCの提供が開始される見込みだという。
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