転職サービス「DODA(デューダ)」を運営するインテリジェンスは、2016年上半期(1月〜6月)の転職市場を、11の業種・職種に分け、それぞれの動向を発表した。
インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は2016年1月4日、「転職市場予測2016上半期」を発表した。2016年上半期(1月〜6月)の転職市場を、11の業種・職種に分け、それぞれの動向を紹介している。
上半期の転職市場最大の山場は、1〜3月と予測されている。これは年度末(3月)の繁忙期、期初(4月)の入社を狙った求人が増えることが理由だ。
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転職成功の可能性は、第二新卒をはじめとする若手と、ベテランのどちらにもありそうだ。キャリアの付加価値になると予測されているのは、マーケティングやWebのスキル。IT業界や広告業界では、既にビジネスの主戦場がWebになっており、製造(IoT)、金融(FinTech)、建築(BIM)の分野でIT化・Web化に動き出しているためだ。
「IT・通信」は、求人数が緩やかに上昇すると予測されている。ビジネスのWeb化、社会を巻き込むプロジェクトの始動でIT投資がさらに積極的に。ITエンジニアの求人は、途切れそうにないと考えられる。
「電気・機械」の求人数も、緩やかに上昇。機械設計、回路設計、組み込みエンジニア、生産技術、設備設計のいずれも、製造業のIoT、ICT、自動化、省力化、エコ化、異業種参入により、求人ニーズは非常に旺盛なままだと予測されている。
「化学・食品・化粧品」業界でも、求人数は緩やかに上昇すると予測。新たな素材や原材料を開発する研究・開発職、品質管理や品質保証の職種で求人のニーズが強まりそうだ。
「建築・土木」は、既に技術者求人数が過去最高レベルに達しているため、求人数はほぼ変わらないと考えられる。
「メディカル」の求人数は、横ばいで推移すると予測。転職希望者にとっての売り手市場が続き、オンコロジー(がん治療の研究)領域のMRとCRA経験者の獲得競争が激化する見込みだ。
「営業」は、人材サービス、アウトソーシング、IT・ネット、広告など無形商材の営業職求人数が増加し、若手層、ミドル層ともに求人が増えると考えられる。
「人事・経理・法務」では、人事は大幅に、経理と法務は緩やかに増加すると予測されている。
「企画・マーケティング」も、求人数が緩やかに上昇。新商品のリリース、既存商品のモデルチェンジなど、企業は多くの商材を市場に次々と投下しており、求人数は増加すると考えられる。
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