日本IBM/川崎重工業 Mojix STAR System|事例
IoT活用、スマート工場化を目指す川崎重工業が導入した高性能RFIDシステム
日本IBMは、川崎重工業 航空宇宙カンパニーの岐阜工場における航空機用部品製造ラインにおいて、高性能RFIDシステム「Mojix STAR System」が採用され、本稼働を開始したことを発表した。
IoTを活用した生産革新活動を推進する川崎重工業
日本IBMは2017年11月20日、川崎重工業 航空宇宙カンパニーの岐阜工場における航空機用部品製造ラインにおいて、広範囲な空間をカバーできる高性能RFIDシステム「Mojix STAR System」が採用され、同年11月1日から稼働を開始したことを発表した。
スマートファクトリー化の実現を目指し、IoT(Internet of Things)を活用した生産革新活動を推し進める川崎重工業 航空宇宙カンパニーでは、その活動の一環として、最適な生産計画や生産管理、進捗(しんちょく)管理の向上を目指し、生産情報活用基盤を試行開発している。その中で、部品などの所在に関するデータ収集を適切に行うためには、「位置情報の測定が確実にできること」「システム拡張や変更にも柔軟かつ安価に対応できること」「電波干渉が発生しないこと」といった要求を満たす必要があった。
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一般的なRFIDと比較し、柔軟・安価に拡張可能な「Mojix STAR System」
このたび採用を決めたMojix STAR Systemは、最大2万5000m2という広範囲な空間をカバーでき、タグを付けた商品や人などを200m以上離れた場所からでも感知できるRFIDシステムである。タグに電力を供給する機能(送信機)とタグからのデータを読み取る機能(受信機)を独立した装置に分けており、システム単位で拡張しなければならない一般的なRFIDと比較して、柔軟かつ安価に対応できるとする。さらに、空間でデータを検知し、データ収集が行える点も特長として挙げられるという。
同システムを導入した航空機用部品製造ラインでは、航空機の胴体パネルの製造ラインにおいてデータ収集を行う。工場内に多数のアンテナを設置し、部品に取り付けたタグからデータを収集し、生産進捗管理、所在管理などをサポートする。Mojix STAR Systemは送信機の座標、受電電波強度、入射角からタグの位置を測定し、位置情報を収集できる。また、送信機と受信機が分離しているため、送信機を追加するだけで簡単に拡張でき、電源や配線の拡張コストを抑えられるとする。
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