ニュース
» 2017年10月17日 12時00分 公開

パナソニック 電子インナーミラー採用事例:パナソニックの電子ルームミラー、トヨタがミニバンなど向け純正用品で採用

パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)社は、後方の車載カメラの映像を表示できるルームミラー「電子インナーミラー」の量産を開始した。

[提供:MONOist編集部,TechFactory]

 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズ(AIS)社は2017年9月25日、後方の車載カメラの映像を表示できるルームミラー「電子インナーミラー」の量産を開始したと発表した。

photo 後方の車載カメラの映像を表示できるルームミラー「電子インナーミラー」

 2015年6月に出資し、2017年3月に連結子会社化したスペインのミラーメーカー、フィコサ・インターナショナルとの協業で開発した製品。トヨタ自動車の純正用品として採用された。税込み価格は5万9400円で、ミニバン「ノア/ヴォクシー/エスクァイア」や「ランドクルーザー プラド」に装着できる。

 従来のルームミラーと比較して水平方向の広い範囲を映すことができ、後部座席の乗員や荷物なども映り込まないため、後方の視認性が向上できる。また、高感度カメラの採用とヘッドランプに連動する夜間モード切り替えによって、暗く後方車両のヘッドランプが当たる環境でも視認性を確保する。

 電子ミラーはAIS社の車載事業の安全分野を支える製品の1つ。安全分野にはカメラやソナーなどのセンサーや、先進運転支援システム(ADAS)などが含まれる。車載事業の売上高は2016年度に約1兆3000億円で、安全分野は3700億円を占める。

 安全分野では現時点はセンサーを販売するティア2サプライヤーとしての売り上げが中心だが、2018年度以降に電子ミラー用カメラシステムや全周囲カメラシステムなどティア1サプライヤーとしてのビジネスが拡大していく見通しだ。2020年度以降は自動駐車や自動運転などより複雑なシステムでの納入を計画している。

 パナソニックとフィコサのシナジー創出による売り上げは2018年度から拡大し、対前年で26%増となる見通し。2017年度は電子インナーミラーの他に通信モジュールも納入を開始する計画。提案中の商品では電子サイドミラーやカメラ洗浄システム、電子シフターなどがある。AIS車の車載事業は2018年度に2兆円、このうち安全分野は6200億円に拡大させる目標だ。

Copyright© 2017 ITmedia, Inc. All Rights Reserved.