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Yocto 2.0対応「Mentor Embedded Linux」発表、産業機器向け機能を強化メンター・グラフィックス Mentor Embedded Linux

メンター・グラフィックスは、Yocto Project 2.0に対応し、セキュリティの強化や産業機器向けプロトコルのサポートが追加された「Mentor Embedded Linux」の最新版を発表。

» 2016年02月12日 10時00分 公開

 メンター・グラフィックスは2016年2月10日、Mentor Embedded Linuxの最新版を発表した。Yocto Project 2.0に対応し、セキュリティの強化や産業機器向けプロトコルのサポートが追加されている。


 セキュリティ面では産業用デバイスで利用されるAchilles通信認証(Communications Certification Level1/Level2)をサポートし、悪意ある操作からデータとプロセスへのアクセスを保護するカーネルモジュール「SMACK(Simplified Mandatory Access Control Kernel)」も追加されている。

 産業機器向けプロトコルとしてはCANopen、IEEE 1588 Precision Time Protocol、BACNetが追加され、6LoWPANやMQTT、XMPP、CoAPといったIoT機器での採用が見込まれる通信プロトコル/規格のサポートも追加されている。加えてYocto 2.0の対応(サポートコンポーネントはGCC 5.2とToaster)、IDEのSourcery CodeBench IDEの拡張なども行われている。

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