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IARシステムズとSiFiveがRISC-Vアーキテクチャ向けソリューション提供で協業:IAR Embedded Workbench for RISC-V
IARシステムズと商用RISC-VプロセッサのIPプロバイダーであるSiFiveは、RISC-Vアーキテクチャの可能性を最大化するために協業体制を構築したことを発表した。
IARシステムズと、商用RISC-VプロセッサのIPプロバイダーであるSiFiveは2018年12月3日(米国時間)、RISC-Vアーキテクチャの可能性を最大化するために協業体制を構築したことを発表した。
現在、RISC-Vテクノロジーと同エコシステムは急速に発展しており、これに伴い、プロフェッショナル品質の開発ツールへの要望が高まっているという。両社はこうした要望に応えるべく、SiFiveのコアIPユーザーに対して、IARシステムズのコンパイラおよびデバッガテクノロジーを提供するために協業体制を強化する。
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2019年中旬に「IAR Embedded Workbench for RISC-V」をリリース
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