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AMD復活の立役者がラティス新CEOに、問われるその手腕:大原雄介のエレ・組み込みプレイバック(1/2 ページ)
Lattice Semiconductorの新CEOに、AMDを「Zen」で復活に導いたJim Anderson氏が就任する。技術畑の出身ながら低迷するAMDを立て直した手腕を見込まれての登用となるが、Zenのような“銀の弾丸”は用意できるのだろうか。
AMD復活の立役者、Anderson氏がLatticeの新CEOに
この連載で何度か話題にしているLattice Semiconductorであるが、2018年3月に辞任したDarin G. Billerbeck氏の後任として、Jim Anderson氏の就任が8月27日に発表された(プレスリリース)。
組み込み業界においてJim Anderson氏の名前はあまり知られていないと思うが、2015年6月にAMDの「SVP&GM Computing & Graphics Business」というポジションに就任し、同社CEOのLisa Su氏を助けて会社の立て直しを図った実質的な責任者でもある。
Anderson氏はもともとLSI Technology(後のLSI Corporation)でAxxiaというネットワークプロセッサの担当副社長で、AvagoによるLSI Corporationの買収と、IntelによるAxxia部門の買収に合わせてAvago/BroadcomからIntelと席を移している。その前はIntelでプロセッサのアーキテクトなどを担当しており、経営やマーケティングの専門家というより技術畑の人である。
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