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ハードウェア抽象化レイヤー「OpenEL 2.0」の概略と現状:特選ブックレットガイド
「OpenEL」は組込みシステム技術協会が中心となって取り組んでいる、ロボットおよび組み込みシステム向けハードウェア抽象化レイヤーだ。その概略と現状について解説する。
ロボットをはじめとした組み込みハードウェアは、製品に応じた作り込みによって高い完成度を誇る。しかし、製品ごとの開発はデバイスドライバなどソフトウェアの移植性や再利用性などを低めることにもつながってしまう。
組込みシステム技術協会(JASA)が開発を主導するOpenEL(Open Embedded Library)は、ロボットや制御システムなどのソフトウェア実装仕様を標準化する組み込みシステム向けプラットフォームである。
具体的にはセンサー入力やモーター出力など機器制御のAPIを抽象化しミドルウェアより低いレイヤーに配置する。モーターを例にすれば「指定した角度までの回転」「速度制御」などをOpenELにて定義することでモーターのメーカーや型番を意識することなく、プログラムを開発することが可能となる。ここではこのOpenELについての概要と現状を解説する。
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※本資料はMONOistに掲載した「ロボット向けハードウェア抽象化レイヤー「OpenEL 2.0」とは何か」(掲載:2015年11月9日)を基に制作しています。
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