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最適化機能が強化された光学設計解析ソフトウェアの最新版サイバネットシステム CODE V

サイバネットシステムは、光学設計解析ソフトウェア「CODE V(コード ファイブ)」の最新版「CODE V11.1」を発売した。

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 サイバネットシステムは2017年9月、光学設計解析ソフトウェア「CODE V(コード ファイブ)」の最新版「CODE V11.1」を発売した。


 CODE Vは、米Synopsysが開発した、光学製品開発を総合的にサポートする光学設計解析ソフトウェア。光学設計(レンズ設計)や評価解析、製造を支援する各種機能を備える。用途はカメラ/ビデオレンズなどの撮像機器、プロジェクタやヘッドマウントディスプレイといった投影機器、レーザー関連/光通信機器、医療機器、産業用計測機器、航空/宇宙関連機器など多岐にわたる。

 最新版のCODE V11.1は、最適化機能が強化され、結像光学系の解像性能を表すために用いる評価指標MTF(Modulation transfer function)のデフォーカス特性を制御できるようになった。これによって光学パラメータの手動調整が不要になり、MTFのデフォーカス特性の対称性を正確に確保できる。

CODE V11.1の新機能を使用してMTFのデフォーカス特性を最適化した例。左が最適化前、右が最適化後の状態
CODE V11.1の新機能を使用してMTFのデフォーカス特性を最適化した例。左が最適化前、右が最適化後の状態

 また、スマートフォン用のカメラレンズで使用する、小さく複雑な非球面を描画する機能を改良した。

 他に、市販のカタログレンズを検索/選択するユーザーインタフェースを刷新。焦点距離、形状、サイズ、材質などレンズの仕様によるソートが可能になり、検索性が向上している。さらに、既存のレンズ/ガラスカタログ、原器データベースを更新し、非球面レンズのカタログも追加した。


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