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日産「エクストレイル ハイブリッド」の開発で活用された成形シミュレーション:特選ブックレットガイド
日産自動車は、フローフォーミングで成形されたハイブリッド車のローターシャフトに対し、成形シミュレーションを活用して開発の効率化を図った。
モノづくりスペシャリストのための情報ポータル「MONOist」で掲載された主要人気連載/特集記事を、読みやすいPDF形式の電子ブックレットに再編集してお届けする「エンジニア電子ブックレット」。今回は、『日産の製品開発における成型シミュレーション事例』をご紹介します!
モーターシャフトに成形シミュレーションを活用
日産自動車 パワートレイン生産技術本部 パワートレイン技術開発試作部 商品開発試作グループではサスペンションを中心に技術開発を行っており、初期の開発だけではなく、部品設計からサスペンションモジュールとして組み立てるまでの一連の工程に携わっています。そのため、同グループは、生産要件や生産ラインの立ち上げまでも一気通貫で携わる体制となっています。
最初はプレス成形関連の部署でしたが、その後、溶接グループと合流することになり、さらにフロントローディングを推進するため、開発部隊で設計手法を学び、生産要件を織り込んだ形での設計を行うようになったそうです。同時に、別組織だった試験グループも合流し、サスペンション以外のアクセルなども扱うようになったといいます。
こうした一連の取り組みにより、同グループでは技術の蓄積とともに、コストダウンも一層進んでいるそうです。
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本電子ブックレットは、MONOistで掲載された特集記事「『エクストレイル ハイブリッド』のモーターシャフトに成形シミュレーションを活用」(掲載日:2015年7月9日)を基に制作しています。
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