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システムレベルモデリング/解析環境の最新日本語版とアドオン製品を発表サイバネットシステム MapleSim

サイバネットシステムは、システムレベルモデリング/シミュレーション環境「MapleSim(メイプルシム)2017」の日本語版と、その新たなアドオン製品「MapleSim Heat Transfer Library from CYBERNET」「MapleSim Explorer」を発表した。

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 サイバネットシステムは2017年8月、システムレベルモデリング/シミュレーション環境「MapleSim(メイプルシム)2017」の日本語版と、その新たなアドオン製品「MapleSim Heat Transfer Library from CYBERNET」「MapleSim Explorer」を発表した。同年9月から販売を開始する。


 MapleSimは、グループ会社のカナダMaplesoftが開発/販売/サポートを手掛ける。自動車や産業機械、電機、電力などの幅広い分野で、設計開発ツールとして活用されている。

 MapleSim 2017では、新機能として電気ライブラリの電力変換器や磁気ライブラリの準定常コンポーネントなど、100種以上の新規コンポーネントを追加した。これにより、モデル開発の対象範囲が拡大した。また、モデル解析では、「初期化診断アプリ」と振動解析のための「モーダル解析アプリ」の2つの解析ツールを追加した。

モデル解析ツールのイメージ
モデル解析ツールのイメージ

 MapleSim Heat Transfer Library from CYBERNETは、サイバネットとMaplesoftが共同開発した伝熱モデリングソリューション。対象システムの熱解析を実行するためのコンポーネントライブラリとして、Modelica言語によって開発された。電子機器やプリンタ、自動車部品など、設計対象のシステムの伝熱現象を効率的に解析できる。

 また、MapleSim Explorerは、モデル開発者から利用者への展開を容易にする。モデル構造の変更と保存を除く、パラメータの変更やシミュレーション実行、3Dアニメーション、アプリケーションの利用が可能だ。シミュレーション実行に関するユーザーエクスペリエンスを変えることなく、モデル開発者とモデル利用者の役割を明確にする。

 MapleSim 2017では、省エネ/小型化で重要となる熱マネジメントに関するモデリングが強化され、より簡単にモデルを活用する環境が提供可能になった。産業の各分野で注目され始めている、MBD(モデルベース開発)や1D CAEによるモノづくりを支援する。


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