矢野経済研究所は、M2M(Machine to Machine:機器間通信)市場に関する調査の結果概要を発表した。
矢野経済研究所は2018年6月29日、M2M(Machine to Machine:機器間通信)市場に関する調査の結果概要を発表した。
2016年度の国内M2M市場規模(事業者売上高ベース)に関しては、前年度比3.7%増の1670億円であったという。LTE通信モジュールの普及や、それを利用したアプリケーションの拡大などが市場をけん引し、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクの主要3キャリアともに堅調に推移。これとともに、NTTドコモやKDDIのMVNOが提供するサービスも好調であったとしている。
2017年度も自動車や流通小売業向けなど、MVNO関連での需要拡大を背景として伸びが加速。2017年度の同市場規模は、前年度比6.0%増の1770億円の見込みだとする。主要3キャリアも引き続き拡大基調で、エネルギー関連(新電力含む)や防犯・セキュリティ、製造、運輸・物流といった分野でのM2M利用が好調に推移するとみている。
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