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ルネサスのマイコン向けモデルベース開発環境が強化、マルチレート制御対応にルネサス Embedded Target

ルネサス エレクトロニクスがマイコン向けモデルベース開発環境「Embedded Target for RH850 Multicore」を強化、複数の制御周期(マルチレート)を持つシステムの開発に対応した。

» 2018年06月19日 08時00分 公開
[渡邊宏TechFactory]

 ルネサス エレクトロニクスがマイコン「RH850」用のモデルベース開発環境を強化、複数の制御周期(マルチレート)を持つシステムの開発に対応した。車載開発などの領域においてはマルチレート制御が一般的であるため、マルチコアマイコン開発における負荷の軽減につながるとしている。

 RH850用モデルベース開発環境「Embedded Target for RH850 Multicore」においては従来より、複数コアへ自動的にタスク(ソフトウェア)を割り当てての実効性能を検証可能であったが、マルチレート制御を含む複雑なシステムでは実機への実装が必要であった。提供されるアップデートでは、マルチレート制御モデルからマルチコア用のソフトウェアコードを直接、生成可能になり、その実行性能を検証できるようになった。


Simulink制御モデルからコードを生成

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