　運転支援システム向け既存製品「RH850/P1x-Cシリーズ」の下位に位置する製品で、ABSやエアバッグといった車載小型モーター制御に適する。シリーズ製品としての周辺機器互換性を有しており、機能安全および車載セキュリティにも対応する。また、放熱板不要のLQFPパッケージ（ピン数は80／100／144ピン）を採用しており、小型化が進むECUのニーズにも対応できる。

　加えて、セーフティ／セキュリティサポートプログラムやAUTOSAR対応MCAL、パートナー企業との連携によるモデルベース開発環境、小型モーター制御を想定したレファレンスボードなどの提供も順次行われる予定となっている。

BroadR-Reach対応のコモンモードチョークコイル
村田製作所は2016年9月、車載イーサネット規格「BroadR-Reach」に対応したコモンモードチョークコイル「DLW43MH」シリーズを発表した。独自の巻線技術でワイヤ間の静電浮遊容量バランスをコントロールすることにより、モード変換特性などを得ることに成功したという。
ARMの最新リアルタイムプロセッサ「Cortex-R52」、自動運転車の機能安全を実現
ARMは、高度な安全機能が求められる自動車や医療機器、産業機器向けとなるプロセッサコア製品「Cortex-R52」を発表した。既に、STMicroelectronicsが、車載分野で高度に統合したSoC（System on Chip）を開発するためライセンスを取得済み。デンソーもCortex-R52の投入を歓迎するコメントを発表している。
車載ボディー制御向けフラッシュ内蔵マイコン、CAN FD／eSHEに対応
サイプレスセミコンダクタは、車載ボディー制御向けマイコンとして、40nmプロセス技術を採用し、セキュアな高速ネットワーク機能を備えたフラッシュ内蔵マイコン「Traveoファミリ S6J342xxxシリーズ」のサンプル出荷を開始した。
フルHDパネルへの接続／2枚同時表示を可能にした車載向け映像処理IC
東芝ストレージ＆デバイスソリューション社は、高解像度パネルに対応した、車載向け映像処理IC「TC90175XBG」を発表した。
メータークラスタ向けSoC「R-Car D1」サンプル出荷開始
ルネサスエレクトロニクスは、3Dグラフィックスなどの高度な画像処理機能を用いるメータークラスタ向けのSoC（System on Chip）「R-Car D1」を開発したと発表した。