Edgecross
Edgecrossは「協調と連携」で製造業IoTの課題解決を提案する(2/2 ページ)
この基本ソフトに、稼働監視やデータ分析などといった「エッジアプリケーション」と、EtherCATなど産業ネットワーク経由で入力されたFA(生産現場)側からのデータを変換する「データコレクタ」を現場に応じて組み合わせて利用する。いわばFA(生産現場側)のデータを使いやすくするための変換プラットフォームであるともいえ、生産システム全体を独占するような構成は意図されていない。
スマート工場や工場見える化、製造業IoTといった取り組みを進める団体や企業は多く存在するが、Edgecrossはあくまでも「場の提供」であるとし、金井氏も「Edgecrossは連携と協調が基本姿勢であり、他団体との競争は考えていない。各社・各団体の取り組みのなかで使ってもらえればいい思っている」と、他団体や他組織との連携や協調を強く主張する。
なお、「基本ソフトウェア」の動作推奨ハードウェアはOSがWindows 10 Pro/Enterprise/IoT Enterprise 64bitで、CPUはCore i3以上、メモリは8GB以上、ストレージは64GB以上(最小構成ではATOM E3626/1.46GHz以上、メモリ4GB、ストレージ4GB以上)。これに加えてイーサネット(RJ45)のポートが1口以上が必要となる。特段に変わったスペックは必要としておらず、コンソーシアムは「推奨PC」を紹介しているものの、「スペックを満たせばEdgecrossの利用が可能」としている。
基本ソフトウェアの価格は9万8000円(1ライセンス、税別)で、5ライセンス版(24万円、税別)、10ライセンス版(45万円、税別)も用意される。ここに組み合わせる「エッジアプリ」と「データコレクタ」は既にWeb上のマーケットプレースにて販売が開始されており、2018年5月8日時点でエッジアプリは5つ、データコレクタは3つがマーケットプレースにて購入可能な状態となっている。
エッジアプリならびデータコレクタについてはKSKアナリティクスや三菱電機システムサービス、セゾン情報システムズ、ウイングアーク1st、NEC、オラクル、オムロン、NSD、ソフトサービスなどが投入を表明しており、2018年度中にはデータ分析やシステム監視・制御、見える化・データ分析、リモート管理など需要が高いと思われる用途に向けたエッジアプリとそこへのデータ流し込みに必要なデータコレクタが提供される見込みである。
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