The Linux Foundationが組み込み向けのハイパーバイザープロジェクト「ACRN」を発表した。自動車向けECUのように、多様なIoTワークロードを1つのプラットフォームに集約することで開発コストを削減し、より合理化されたシステム構築が可能なるとする。
The Linux Foundationは2018年3月13日(現地時間)、「ACRN(エイコーン)」と呼ばれる新たな組み込みレファレンスハイパーバイザープロジェクトを発表した。同プロジェクトでは、企業がIoT(モノのインターネット)専用のオープンソースの組み込みハイパーバイザーを構築するためのフレームワークを提供する。
ACRNは、ハイパーバイザーと入出力メディエーターを持つデバイスモデルの2つで構成される。メモリフットプリントが小さく、リアルタイム性に優れる。セーフティクリティカルなワークロードに対応できるように、優先・分離して扱うように設計した。
自動車の電子制御ユニット(ECU)のように、多様なIoTワークロードを1つのプラットフォームに集約することで開発コストを削減し、より合理化されたシステム構築がACRNによって可能になるという。
オープンソースのハイパーバイザーは複数あるが、組み込みIoT製品用に最適化したところに特徴がある。ハイパーバイザーの開発に関して、仮想化技術を持つインテルが協力した。
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