サイバー攻撃の猛威はとどまることなくStuxnetやWannaCryの例を見ても分かるよう、対象には製造業も含まれてしまっている。そこでシマンテックは製造業に「5つのアドバイス」を贈る。
マルウェアやランサムウェアに代表されるサイバー攻撃の猛威はとどまることなく、その対象には製造業の産業機器や制御システムも含まれてしまっている。2010年にイランの核施設を破壊したStuxnet、2017年に欧州を中心に大きな感染被害を出したWannaCryなどが知られており、シマンテックのNick Savvides氏(太平洋地域および日本担当最高技術責任者)は「もはやエアギャップ(閉鎖系構築)の手法は通用しない」と断言する。
「完全な閉鎖系は存在しない。保守や管理、利用など何かしらの“穴”がないと利益も得られないからだ。その“穴”を通り抜けられてしまうと、(外部からの攻撃に弱い)旧来の産業制御システムがむき出しになってしまう」(Savvides氏)
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